DANJIRI

年に一度の秋の日に 男の祭りが始まった
法被姿の荒くれが 集まり祭りが始まった
宵宮六時の曳き出しで この町中に火をつける
曳き出し太鼓が鳴り止めば 刻み太鼓で走り出す
相棒いこかと呟けば 少しは心が収まった
前梃子操る舵取りが 綱先を睨みつけた
汗と掛け声が絡み合う 日本の祭りだこの祭り
伝統引き継ぐ若い衆が 時代を映したDANJIRIだ

祭りに集まるギャラリーが 走れと息を呑み
見つめてる歩き太鼓で番を待ち 綱先が行くのを待っている
綱元操る荒くれが 緞子を握って動き出す
綱中あたりは腰を下げ 後ろを見るなと叩かれる
人の力を見せつける 後梃子ひと振りやり回し
着流し姿の大工方 踊る蝶の様に舞い上がる
法被姿の荒くれが 集まり祭りが始まった
伝統引き継ぐ若い衆が 時代を映したDANJIRIだ

男が一つになってゆく 男が命を張ってゆく
男が無心で声をあげ 神を敬うDANJIRIだ
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