1996年の玉手箱

図書館の壁に 背をもたれ
木漏れ日の中で 私を待ってた
ろくすっぽ授業 顔出さず
怪し気なバイトしてた あなた

叶うはずなどない夢
懲りもせずに 語るような人
なぜ恋なんかしたのか
もう忘れていたけど

胸の玉手箱
今開くと 輝くものがある
それは永遠に
傷つかない あなたのスマイル

友達に聞いて 知ってたわ
ネクタイをしめて 勤めていること
忙しい日々に 急かされて
嫌ってもみんな 大人になる

昨日もらった電話は
懐かしくて 声が震えたの
でも逢わないわ 私も
あの日のまま いさせて

胸の玉手箱
時が経てば 涙も宝石ね
どんな現実も
夢を見てた二人を 汚せない…
悲しい夜には 開けてみる
玉手箱

微笑みあうの 二人は
遠い場所に いるけど

胸の玉手箱
今開くと 輝くものがある
それは永遠に
傷つかない あなたのスマイル

胸の玉手箱
時が経てば 涙も宝石ね
どんな現実も
あの日の夢 汚せないわ

胸の玉手箱
今開くと 輝くものがある
それは永遠に
傷つかない あなたのスマイル
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