悲しみは優し過ぎて

夕映えの中を家路に急ぐ
少年たちの声を聴いていた
自転車を止めた橋の真下を
曳き波たてて舟が過ぎてゆく……

僕たちが決めたさよならは
間違っていなかったの

いつも君を苦しめてたのは
僕の弱さだったこと
知らずにいたよ
君はいつでも優し過ぎて

君といる頃は気づかなかった
街の景色が僕を孤独にする
君を憎んだら忘れられるの?
君の笑顔や君の泣き顔を

平凡な日々が過ぎてくと
哀しみは深くなるね……

もしも 次にめぐり逢う人が
もしも ねえ君だったらよかったのにね
きっと 優しくできたはずさ

いつも君を苦しめてたのは
僕の弱さだったこと
知らずにいたよ
君はいつでも優し過ぎて
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