明日あたりはきっと春

冬化粧 白は流れて
砂糖菓子の街 ひっそりと
テーブルには
牛乳瓶に詰められた ぼくらの春が
ほら ごらん
冬が空をゆっくりと渡ってゆくよ
冬がだんだん遠くなる
春の部屋 緑は流れ
木蓮の花 咲き乱れて
鳥になった ぼくとお前は
溶け出した春に舞い上る
あしたあたりはきっと春
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