愛したいだけ…

昨夜変えた口紅と こぼした涙に気づいてた?
無口なままのあなたの胸に頬を当て たたずむのが好き
あふれそうな愛しさを その平らな体に 秘ませて
時折 見える絶望に 震えながら 始まる恋もいい

ひとりで生きてるあなたのそばで
悲しみに 行き辿る愛としても
背を向けたのは 怖いからじゃない
まっすぐに 愛したいだけ

ひとり映画を見て 違うシャンプーで髪を洗っては
ベッドの中に滑り込む 舌をつないで 探り合うのが好き

探した交わることすべてを
悔やんだ 私の居ない過去を
夢を見るのは 眠る時だけ そう決めた…
ゆるめた心のドアから見えた
歪んだ愛し方の隙間で
手に入れたのは 覚えたての癖
喜びに 身を委ねてた

誰にだって 優しいのは 優しくはないのよ
そっと時間をかけながら 教えてあげる

ひとりで生きてるあなたのそばで
悲しみに 行き辿る愛としても
背を向けたのは 怖いからじゃない まっすぐに…
探した交わることすべてを
悔やんだ 私の居ない過去を
夢を見るのは 眠る時だけ いつしか…
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