GATE

2月を過ぎた東京にいる
呼吸をすれば目の前塞がる
忘れた頃に見つかる青空
ふとした隙も排気ガスで隠れるのさ
信号が赤を指す
うずくまって吐き出すことばの中
勘違いの成れの果ては きみとのさよならでした
彼女はさらわれていった
瞬きしている間に
気にしないで
気にしないで
明後日には忘れるさ
刺されども
刺されども
まだ突き刺さることば
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