ほしのなまえ

見えているものだけに 名前をつけたのだろう
見えないもの 名前もなく 消えてしまうかな
ゴールテープはすでに 誰かに切られている
それでもまだ走っている 見つけてもらう日まで

時の流れが足を急がせる
年をとれば 歩みも遅くなる
競う人も名前を呼ぶ人も
今は一人もいない

何億のうたと本が
埋もれていくように
何億のわたしとおなじような人が
星を作る
燃やしながら 叫んでるの
ずっと 自分の名前を

いつもの思い出話 笑えない後ろめたさ
今もまだ戦ってる 眠れない夜越えて

何億の恋と夢が
忘れられるように
何億のわたしと同じような人が
迷い、選ぶ
ここではない どこかになら
幸せ 溢れてるの?

迷うなら 足跡のない道を進んでゆけ
始まりに立つわたしが
わたしと交わした約束
変わること怖がらないで
変わらないもの信じ続けて
小さな光でも 確かな星だから

何億のうたと本が
埋もれていくように
何億のわたしとおなじような人が
星を作る
燃やしながら 叫んでるの
ずっと 自分の名前を
ずっと わたしの名前を
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