ヘンタイよい子の唄

緑なす つけよ心の糖に釘
千々に乱るる 垂乳根は
逢うも 逢わぬも 二歩 三歩
ああ 時のみぞ いたずらに
ああ 時のみぞ いたずらに
輝く我等は ヘンタイよい子

ひねもすの 浮かぶ海辺に春来たる
学の窓に 明けガラス
勝つな 敗けるな 我イモよ
ああ 幻の青春に
ああ 幻の青春に
あやしく旗めく ヘンタイよい子

いざ行かん 登る夕日の故郷へ
砕けよ 金玉(キンギョク) 百ハッの
一つ一つが 万兆に
ああ 人は知る DNA
ああ 人は知る DNA
捩じれる明日の ヘンタイよい子

青空と つがう バベルの 安普請
蛍の光 肌の艶
節の穴よりもれいでり
ああ 言の葉はわくらばり
ああ 言の葉はわくらばり
黙せよ愛もて ヘンタイよい子
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