夜景

インウイがほのかに香るこの手紙を
書き終えて部屋の外見下ろすと
暮れなずむ都会が 昨日と変わらぬ姿を
映しているだけなのに

遠くに浮かび出すホテルの窓灯り
走る車のひとつひとつにさえ
悲しみを抱えた誰かがいること思えば
私の孤独は少し贅沢 Ah
愛されてるだけでは
幸せになれないのね

予約なしの恋は 突然終わるもの
さり気なく打つピリオドは涙
うしろめたさひとつ ひきずらず上手にきっと
忘れる約束するわ

顔合わせる前に ここを出て行くこと
責めないでね大人と大人なら
見慣れた街並みにいつしか溶け込む私は
あなたの知らない人に戻るの Ah
愛しているだけでは
幸せになれないのね Ah
愛されてるだけでは
幸せになれないのね
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