銅線の男

古すぎて使えない地図
脚のない机にひろげて
いつも指差した
豚小屋の隣の湿った空地

かん高い声をあげる魔女
隠れながら宝を探す
伸びた爪の中に
夕陽が溶け出してゆく毎日

A copper wire man 昭和のバイキング
運河に落ちてゆく 1番星よ
銀貨の満月 握りしめて

A copper wire man 昭和のバイキング
レンガの屋根の上 走り続けた
今なら戻れる 懐かしい日に

A copper wire man
A copper wire man
今さら戻れない 懐かしい日々
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