彷徨い酔い温度

夢かな 酔っ払った屋台に
悲しいまつげと影 ふわっと踊ってる
忙しない かげろう畑は
誰も思い出せぬような 問いが揺れてるから

誰かは 滝のように笑えば
頼りに堅い志は 距離も煮詰める
だらしない 汗のかいた ラムネが
太鼓の音に仕向けられて ぽっかり二番手さ

わからないままで いるから
確かめもしないで 全てにしないで
今すぐ逸らせるもんか
予想も届かない 言葉にかまわない
上っ面に揺さぶられたくないから ただ
凄いよ 篭って

恥ずかしい今に飛んでった僕は
まだ此処には たぶん いるみたい?
走らないで 怯えないで 転げそうな
病みに酔い痴れて やっと立ち上がろ
ワニになって 朱鷺になって
蟹になって 灰になってさ
完璧が つまらぬようにさ

くだらない と放って とばした
心に良かったのか なんて僕も思わないけど
形にすることで開いた火花に
答え合せをして ゆっくり手を振ろう

挨拶だけで いいから
確かめもしないで 眺めたりしないで
次に進みたいのさ
予想も届かない 言葉にかまわない
上っ面に揺さぶられたくないから ただ

恥ずかしい今に飛んでった僕は
まだ此処には たぶん いるみたい?
走らないで 怯えないで 転げそうな
病みに酔い痴れて やっと立ち上がろ
ワニになって 朱鷺になって
蟹になって 灰になってさ
完璧が つまらぬようにさ

薄暗い夏よ、どうか この目に寄りかかる
弱さ奪ってよ 少しだけ 浅はかな体温には
消えぬ意思が宿ってしまうよ

恥ずかしい夜に飛んでった僕は
まだ此処には たぶん いるみたい?
走らないで 怯えないで 転げそうな
闇に酔い痴れて やっと立ち上がろ
ワニになって 朱鷺になって
蟹になって 粉になってさ
いつの日か忘れてしまうのさ ラララ~
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