Pelican

伸びた前髪をかきあげ見渡したら
ずいぶん遠くに来たような
はじまりなんて見えないほど

いつかの鼓動ですら
すっかり聞こえなくなって
振り返るにはまだ早いかな
でも 少し寄り道しよっかな

振り切ったものや 残っているもの
指折り数えて抱きしめたら
止まったままじゃ見えないもの
こんな今の僕だけど きっと 見つけるよ

つないだあの両手と すり抜ける花びらと
思い出を溶かして空にかざしたなら
いつまでもこの場所で このままでいたいけど
足跡をつけてここから進むよ
この先へ ずっと

なんとなく描いてた地図はいつの間にやら
砂にまみれて飛んで行ったけど
進んでいくんだこの道を

僕にも確かに芽生えていたんだね
無いアンテナは伸びやしないさ
愛のスキマのぞいている
目指し進んで そうして やっと辿り着く

まばゆい光の中 この手に掴んだのは
僕にとってかけがえのないこの気持ち
この場所にさよならと 始まりの鐘が鳴る
誰かの後なら 僕は追わないさ 空の向こうへ

ようやく気付いたんだ 望んでしまってたんだ
さみしいなんてもう忘れたはずなのに
ちっぽけな僕の羽 飛ぶのは君のためさ
光を ありがとう

どれだけの夢を見て 不安を飛ばせただろう
羽ばたいたこの空 白く染められたら
そのときはこんな歌で 君を迎えにいくよ
足跡をつけていっしょに進もう
この先へ ずっと さぁ
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