三日月ララバイ

斜め向かいの
小さな喫茶
ブルーの甘い夢を見てる
午後の微睡みにとろけてく
ほろ苦い恋そんな余韻さえ
珈琲に浮かべ
飲み干してしまいましょう今すぐ

流れ出したグールドの
調べに心を預けて
思い出すは狂おしいほど僕らの
Sadness summer night

すました風は
僕を避けるように
夜の街翳すり抜けてゆく
流離い夢

あゝ作りかけの愛を君は
置いたまま何処へ消えてく
夜のしじま散らすように
歌う三日月ララバイ

あゝ流れ出したグールドの
調べに心を預けて
思い出すは狂おしいほど僕らの
Sadness summer night
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