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曇天に光の穴を開けるべく焦げる太陽は
図らずもあたしに似ていると思った

どんなに焦れたところで明日は明日にしか来ない
簡単なことに気づけず今日も今日を取り逃しました

出発点は同じ筈 なんであの子は前にいるんだ
蹴って蹴られる戦場で 君のペースでなんて抜かすのは誰だい

こんがらがってもつれた挙句倒れたこの両足は
転んだまままだ走る 言い訳するように

曇天は風にたぶらかされあたしを残し晴れ渡った
途方に暮れる爪先 次吹く風を見計らって

いつまで経ったって動き出さない この手を取り君が飛び込んだ
モーターエンジンで動く街は 乍ぁこのあたしを受け入れるかい

帰る場所など無限にありそうでないこの街の只中
焦って一手二手出せるなら 気がすむまで焦りゃいいさ

いつまで経ったって目を開けない 真実よ 起きろ バレてるぞ
モーターエンジンでがなる街に 張り合えよあたしの心拍数

いつでも革命を待ちわびてる この街もあたしと変わらないね
踏みつけるだけだったアスファルトよ いつか凱旋道に変えてやる

いつまで経ったって動き出さない この手を取り君が飛び込んだ
モーターエンジンで動く街は 乍ぁこのあたしを受け入れるかい

乍ぁこのあたしを受け入れるかい
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