煙のようにとめどもなく続いてく意味のない話
明日にはきっと覚えてないような中身のない話

ゴシップ誌のように節操もなく囃したてる滑稽な話
白濁した水中を抜けていくようなひそやかな話

積もるくらいいろんなこと喋って 互いを知ってる

だけど

きみがひとりじゃないことを知って
あの日のあたしがどう迷ったか
きみが知る朝は来ない
沈め 沈め 本当の話

レモンを絞るように新鮮な新しい話
埃をかぶった映画のような古い話

きみがひとりじゃないことを知って
あのとき時間がどう流れたか
きみが知ることはない
進め 進め 正しい時間

きみがひとりじゃないことを知った
その後のあたしの話
きみにはずっと教えない
歩け 歩け こんなくだらない距離で

きみがひとりじゃないことを知って
あの日のあたしがどう迷ったか
きみが知る朝は来ない
沈め 沈め 本当の話

ねむれ ねむれ 本当のあたし
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