月と暁

ほんの僅かな差で
手の平を滑り落ちた
掴めてると思った
事までが遠ざかってく

今何時頃だろう
酔った頭でぼんやりと
振り返る夜空に
微かな月明り見えた

虚ろな日々 すり抜け
続きはまだ 知らない

当たり前と信じてた事の
脆さを知った時に
気付いてないふりしたままで
ただ時間ばかり稼いでた

思い出すのは あの時
記憶がまだ 消えない

淡く切ない想いは
この胸にまだあるけど
ずっとこのままじゃいられない

いつか全て終わって
この月を思い出すか
それは俺を残して
ぼんやり暁へ溶けた

虚ろな日々 すり抜け
続きはそう 今さ
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