約束の青

うつむくヒマワリとしなだれ少年が
ぼくたちの夏と子供らの夏が 入れ替わる 入れ替わる

いつかの少年は ひきずった 1つ選べば 1つ失う
なんてね バカみたいだね

ほどけそうなミサンガの 鮮やかな青を探してしまって

約束の青が痛いほど目にしみる いつかまた笑って話せるようになんて
ああ 思ってもないこと口に出したりして
まだすきがあるとか勘違いしてるみたい

いつかの女の子 大人のあなたは 約束の青と だれかのあなたに
入れ替わる 入れ替わる

いつかの少年は まだ歩く とげが抜けたら 1つ失う
わかってて また入れ替わって

からみあった 指先を ほどいて ほどいて
泣きそうになる 泣きそうになる

約束の青が知らん顔で過ぎてく またどこか、なんて思っては
期待したりして ああ 気づいていたのに
目をそらしたりして 急かしてはやる季節がにがくて
天気にやられたみたい

どこへゆけばいいの? 今すぐでも眠りたいのに
君のきれいな指は 今はだれのにおいがするの

約束の青が痛いほど目にしみる
まだあの青に溶けて 待ってる気がするなんて
ああ ありもしないこと 本気にしたりして
どうかしあわせに なんて笑ってみたりして
背伸びしたたかさが余計に子供染みてて
振り切って走った
まだまだ 青い みたい
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