恋の龍

死ぬ気で惚れて みないかと
口説いてくれた ああ… あなたです
逢う時は 着物姿と 決めたのは
噂に負けぬ 意地示し
のぼれ天まで 恋の龍

女の闇に ひとすじの
光りを見たの ああ… わたしです
いつの日か 生まれ故郷に 行(ゆ)きますか
身体(からだ)を寄せりゃ 腕の中
泣いて舞い飛ぶ 恋の龍

明日(あした)の話 夢かさね
しあわせさがし ああ… ふたりです
寒い夜は 揃いお猪口で 呑みながら
あなたが酔えば 膝まくら
生命(いのち)あげます 恋の龍
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