いつのまにか

季節は今日も足早に
過ぎて行くけど
私はあの日からこの場所で
立ち止まったまま

君がふたりきりの時にだけ
呼んでくれたヘンなあだ名も
今でも目を閉じると鮮やかに
蘇る君との笑い合った日々

いつのまにか君のクセが
私のクセになってしまってたよ
思い出すと胸に刺さった
小さなトゲが痛くなるの
君に出会わなければ
こんなにも辛くはならないのに

無理して笑う昼下がり
枕を濡らす夜
例えばふたりあの頃に
戻れたとしたら

あの頃のように恋に落ちて
同じように別れがくるの?
君の愛を教えてくれたなら
君の忘れ方も教えて欲しかった

濡れた瞳、囁く言葉、
熱い鼓動も全て覚えているの
この痛みが教えてくれた
君が本当に大事だったと
今はもう他の誰かに
その全て見せてあげてるのかな?

出会った頃のふたりには
もう二度と戻れない

いつのまにか君のクセが
私のクセになってしまってたよ
思い出すと胸に刺さった
小さなトゲが痛くなるの…

いつの日にかその笑顔も
優しい声も忘れてしまうのかな?
この痛みが教えてくれた
君が本当に大事だったと
君に出会わなければ
本当の愛を知らなかったのに…
×