夜のしじまに

女は一晩かけて 泣き続けていたと
せつない苦しい恋の 終りと感じてた

夜のしじまに 夜のしじまに

男はやり場のなさに タバコをふかしてた
煙の先には何も 見えてはいないのに

夜のしじまに 夜のしじまに

女は唯ひたすらに 愛にふるえていた
全てを思い出にする 勇気に悩んでた

夜のしじまに 夜のしじまに

男はため息ひとつ 思い出をめぐらせ
いつから間違えたのか 腕を組んでみせる

夜のしじまに 夜のしじまに

女は忘れる事で 明日を待ち望む
男はタバコもみ消し 明日に夢を見る

夜のしじまに 夜のしじまに
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