毎日が夏休み

遅刻していた 気持ちは早っていた
充電の切れた iPhone 片手に
「あの頃は良かったな」
なんて言う日がいつの日か
私にも来るんだろうな
汗で濡れてる Tシャツ袖をまくった
まるで心も透けて見えるよう
赤い風船は飛んで行ったんだ
変わらぬ君を変わらず追いかけていた

サンダルの靴擦れ
なくしたシュシュ それさえも
忘れたくないよ 君をずっと感じていたいよ

毎日が夏休み だったらいいのにな
毎日が夏休み だったらいいのにな
目が眩んでしまっても手を繋いでいるから
電車を逃しても3分後にはちゃんと来るから

あの頃は良かったな なんて言う日が実際にくるなんて思わなかった
変わらぬ君をどこかで見失った 変われぬ僕はここで立ちすくむ

花火にかき消され 鼓動が聞こえない
大切なことも伝えられぬまま
僕らは大人になってく

毎日が夏休み だったらいいのにな
毎日が夏休み だったらいいのにな
風が吹いて君は 夜空を見上げた
見えない星も一緒なら見えたと思った

毎日が夏休み だったらいいのにな
毎日が夏休み だったらいいのにな
髪が乾ききっても 私はずっとここにいるよ
夏が終わってしまっても
私はずっとここで待ってる

なんてね
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