夢おんな

男らしさの あるひとならば
だまって女房に してほしかった
あれが死ぬほど 愛したひとか
世間の噂に 負けたひと
夢に泣いても
夢に生きたい 夢おんな

雨の夜更けを さまよいながら
あなたの居そうな 酒場をのぞく
愛のかたちは どうでもいいの
別れちゃいけない ひとだった
夢は散っても
夢をまた抱く 夢おんな

たとえこのまま 逢えなくたって
わたしは一生 あなたを待つわ
愛のぬくもり 分けあえるよな
ふたりの生活(くらし)が ただ欲しい
夢を欺して
生きてゆけない 夢おんな
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