煌々

太陽に見惚れて
真昼に現れる月
生活に追われて見失う位の明かり
後悔の代わりになるモノがどうやらあるらしい
大抵の答えは探して見付かるものじゃない

ここから未来に行く以外にないのに
懐かしい日々に抱かれてみたり
生まれたまま 有りのままに人間が
生きれないのは何故

煌々と紅い血は誰が為に
何者でもない僕の為に
一生 使い切るまで贅沢に
鳴らして 鼓動を

今日 何回目の夜を数えて
今日 何回目の朝を迎える?
喜怒哀楽だらけで毎日は続くのだろう

その光が
この世界を照らし出すさ

太陽に背を向けて ここまで諦めたモノ
後悔の代わりに思い出と呼んでみたよ
暗い夜の帳に月明かりを探し始める
探していた答えも直ぐ傍にあるのかもしれない

未来に行く以外にないなら
新しい日々に抱かれていたい
大人でもない
子供でもない
満ち欠けの物語

体温を上げろよ 息を切らせ
嵐に笑い さあ手を叩け
忽ち弱音すら音を上げて
逃げ出すだろう

或る人の最期のその先で
心臓が思いの丈を刻む
そう一切合切が僕の形
僕の色

独り部屋に届く光景は
数ある恐怖より速い
悲しい事 悔しい事程
いつか僕が見る光になっていく

煌々と紅い血は誰が為に
何者でもない僕の為に
一生 使い切るまで贅沢に
鳴らして 鼓動を

体温を上げろよ 息を切らせ
他の誰でもない僕の為に
喜怒哀楽だらけの毎日が続くのだろう

その光が
この世界を照らし出した
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