甲子園

僕は想像する
想像を止めない
夢の舞台で全て出し切り

君と笑ってる
君と泣いている
勝敗の向こうにある
何かを掴み…

「あと一歩が届かなかった」
わずか一歩のその差は果てしない道だと
わかっているけど

それでも僕は行くのだろう
近くて遠いその「あと一歩」を目指して
何度も 何度だって

憧れから逃げたこともある
でも僕は僕から逃げたくはなかった

忘れないよ
僕らぶつかったり励ましたり
傷ついても ひとりじゃなかったね

僕は想像する
いつか家族ができて子供にも
自慢するんだ「仲間と情熱の日々」
君と僕の

心も身体も思い通りに動かない
結果を出せない時だって

地元じゃ誰もが知ってるあの坂道で
鍛えたダッシュ力 信じて

振り向けばここへと続いた足跡の
全てに意味があったんだと

掴みたいんだ
ずっと僕は僕を諦めずに
君は君を諦めなかったね

掴みたいんだ
今日も挑戦者として戦う
チャンスは挑戦する者だけに訪れるんだ
そうだろ?

君だけにしか 僕だけにしか 出来ないことを
認め合って 拾い合って 繋ぎ合えば
ほら
越えていける

忘れないよ
僕ら競うべき相手でもあり
守り抜くべき仲間でもあって

僕は想像する
いつか家族ができて子供にも
「勝敗を越えて掴んだもの」を話そう
君と僕を

100年先の仲間達へ

我ら謳う
青春を
生命を
謳う
×