フタリボシ

夜空に実は無数に浮かぶ
近付けばただの塵 けど輝いてる
この地球(ほし)の明るい夜よりも

俺らは大人にならないさ
坂道自転車で 息を切らした
あの頃を 今でも信じている

周りは皆ちゃんとして
いい車乗ってる 俺はまだ

誓いをたてたあの星は
まだこの空に輝いている
諦められないんだよ
雲の切れ間の名も無い星は
消えそうな火だけど 俺だけは
自転車漕いで登ってる

道を見失っているのは 俺の方なのかと
夢を綴った何もかもを
燃やしてしまいそうになる

子供でいたい訳じゃない
色褪せたくないんだ 永遠に

叫び続けたっていいんだ
月明かりだけで充分だ
引き返す道ないんだよ
走り続け傷だらけでいい
ちっぽけな手だけど 俺だけは
叶える夢を握ってる

出口なんて探してない 笑ってればいいさ
このまま死んでも へらへら生きるよりましだろ

誓いをたてたあの星が
流星みたく消えたとしても
俺は迷わずいるだろう
流されてみたくなる日もあった
ちっぽけ過ぎて 笑えもせず
だけどこの丘を登る
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