記憶のサイズ

記憶のサイズだって 不確かなものでしょう
ここから想い出は 伝説にかわるよ
きみだけが見つけた

ちょっと振り向けば 何て幼い少女だっただろう
精一杯に不安と闘う ちっちゃなモンスター

歌いこなせない 覚えきれない
そんなふうにこぼした涙
蒼い 可愛い 今ならまだ行ける

手放した挫折は 大きく見えるけど
羽ばたけばいつかは 遥かな鳥のよう
心にも宇宙を

ロックンロールがちゃんと聴こえる
ビートで生きてる
ヘッドフォンから教えられたの
世界は広いと

好きな音楽 語りあうのに
まだ偉大さはつかめないよ
大事なメモリー 比べてほしくない

記憶のサイズだって 変幻自在でしょう
素敵な想い出は 伝説になるもの

ゆるせない自分 ゆるしたい自分
なぜか すごく あやまりたいの
抱きしめられたいと思っただけの
子どもの自分が言う
「違う色に塗りかえて」

手放した挫折は 大きく見えるけど
真っ白なスカートで 飛び立つ鳥のよう

記憶のサイズだって 変幻自在でしょう
ここから想い出は 伝説にかわるよ

記憶のサイズだって 走馬灯のようだよ
ぎゅっとしてくれた手の 瞬間が真実
きみだけの温もり

心にも宇宙を
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