Ring

僕が僕であろうとすればするほど
君は君じゃいられなくなって

君が君であろうとすればするほど
僕は僕じゃいられなくなった

あの夜二人で泣いたけど
涙の理由は違っていて

僕らはいつの間にかありもしない
希望についてずっと囁きあってた

僕が一つ欲しがろうとするほど
君は一つ無くしてしまう

君がそれを知ろうとすればするほど
僕はそれを無くしてしまう

あの夜二人で願ったけど
叶えたい事は違っていて

僕らはいつの間にか心にもない
思いについてずっとありったけの声で
歌を歌い続けた
何処にもない世界に向けて
それに気づいてしまったよ

僕ら待ちくたびれて見たこともない
理想についてずっとありったけの声で
声を枯らし続けた
来るはずもない未来へ向けて
二人囁きあってた
確かめあってた
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