エピローグ(弾き語りver.)

こんなもんだと吐き捨てたら
そこで味がなくなってしまって
一人きり心の置き場所を探す

そんなボクを柔らかく染める

君が笑うから 僕は泣いちゃって
「素敵だ」って 空を仰いだよ
ずっとここにと願った夏の日
遠くで陽炎が揺れてた

必死で紡いだ糸だって簡単にほつれてしまっていた 過去さえ
もう忘れちゃうくらいに

こんなダメな僕を抱きしめる

君が笑うから 僕も笑っちゃって
嘘みたいで すべて美しくなって
消えないようにと願ったその手が
今、離れていく

君が笑うから 僕も無理して笑っちゃって
時間がやってくる

「きっとまた会おう」
君は笑っていて 嘘って分かって
それでも美しくて
ずっとここにと願った夏の日
遠くで陽炎が揺れている

2人ぼっちの世界の真ん中で汗ばんだ手を握り合ったまま
僕も君もきっと初めてこうしたあの日を思い出していた
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