サイレンス モーニング

まるで悲劇のヒーローみたいな振りをして
グラスの氷軽く回して ため息二つ
「しょうがない…」言い聞かせてたけれど
格好つけて 必死に涙こらえてた

ふくれた顔の君の写真に 乾杯
置き忘れた指輪 置いていったのかな
「しかたない…」つぶやいて笑った
明日 違う自分になってる気がして目を閉じた

夢じゃなかったんだね 昨日のサヨナラは
騒がしい朝 ドライヤーの音が聞こえないよ
夢だったらいいのにね 昨日の君の涙
眩しい朝の木漏れ日に 押さえつけられたようで 動けない
動けない

時計の音 どんどん朝を刻んでゆく
改めて感じてる 独りぼっち
「しょうがない…」また言い聞かせてた
顔を洗って気がついた ハブラシ二つ並んでる

夢じゃなかったんだね 昨日のサヨナラは
まだ癒えてない哀しみに 涙溢れ出す
夢だったらいいのにね 昨日の君の涙
激痛のような思い出に ひざまづいてもう動けない

夢じゃなかったんだね 昨日のサヨナラは
騒がしい朝 ドライヤーの音が聞こえないよ
夢だったらいいのにね 昨日の君の涙
眩しい朝の木漏れ日に 押さえつけられたようで 動けない
動けない

本当に幸せだった 一年半のままごと
改めて感じてる 独りぼっち
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