最後の夜と流星

例えば今夜 世界が終わり
明日が来ないとして
代償に一つ望むのなら
流れ星を 夜空に一杯
描いて奇跡を君に見せよう

国道に続く交差点で
二人で待ち合わせて
「早く」って急かす君を乗せて
坂道を 自転車こいで
夜空へ駆けていく

これが“最後の夜”と“流星”
明日のない世界で
君のこと何度も何度も呼びかけた

涙目で笑った 君の手を握った
触れ合った温度と温度の星灯り
儚い今と 知らない君に
「明日も愛してる」と誓おう

例えば今夜 世界が終わり
明日が来ないとして
代償に僕が望むことは
せめて今日の ループでいいんだ
会いたい人がいる

これが“最後の夜”と“流星”
明日のない世界で
二人の言葉が声がこだまする

悲しみを抱いて 喜びを守った
どちらかを選ぶことはできないから

時計の針を 追い越してしまうほど
この今を集めて生きている
涙と笑顔の真ん中で
僕たちは 手を繋ごう

これが“最後の夜”と“流星”
明日のない世界で
君のこと何度も何度も呼びかけた

涙目で笑った 君の手を握った
触れ合った温度と温度の星灯り
儚い今と 知らない君に
「明日も愛してる」こと
奇跡の下で叫ぶよ
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