あなたの声

冬空の冷たい風 立ち向かうように
蕾をつけ花開く カンヒザクラよ
陽は降り注ぐのになぜ 下を向くのだろう
温かな眼差し 想い語るように

あなたの声がする 『今こそ立ち上がれ』と
『見守り照らすよ 春が来るまで』

がじゅまるは根を広げて じっと耐えていた
大地深く結ぶように 生きてきたのだろう
忙しなく過ぎてく日々 足を止めたのは
温かな眼差し 想い語るように

あなたの声がする 『今こそ立ち止まれ』と
『見守り包むよ 光射すまで』

変わらずある自然に耳を傾けて

あなたの声がする 『痛みは生きた証』
『見守り託すよ 島よ輝け』

青空の下強く 祈る人がいる
深いシワの手の中に 何を想うだろう
×