12番街のキャロル

あなたのために歌う 想い出のキャロル
あなたに聞こえるかしら
私のために歌う 別れのキャロル
12番街に消えてゆく

街角のホテルの隅で
雪まじりの雨を見てる 愛の終わり
痛みに熱い手のひらを
ほほに押し当ててみても 遠く消える日々
恋にときめくこともなく 齢老いてゆく私
幸せは不幸の前の
悲しい前ぶれだった

せめて もっと もっと もっと もっと
もっと もっと もっと もっと
あなたに甘えたかった
けれど きっと きっと きっと きっと
希望のない愛だからこそ
嘘だけはなかった愛だと信じてる

分別のある恋なんて
本当の恋じゃないこと 知ってるわ知ってるわ
許せないあなただけれど
許したい別の心が ほほを伝わり落ちる
灯りのともる部屋の窓 なつかしいあなたの影
幸せは不幸の前の
悲しい前ぶれだった

せめて もっと もっと もっと もっと
もっと もっと もっと もっと
あなたに甘えたかった
けれど きっと きっと きっと きっと
希望のない愛だからこそ
嘘だけはなかった愛だと信じてる

せめて もっと もっと もっと もっと
もっと もっと もっと もっと
あなたに甘えたかった
けれど きっと きっと きっと きっと
希望のない愛だからこそ
嘘だけはなかった愛だと信じてる
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