灯り

本気で生きて 来た道で
待っていたのは 落とし穴
真っ暗闇で のたうちまわり
もがいてあがいて つかんだ灯(あか)り
情(じょう)という名の 親ごころ
あなたが居たから 今がある

はぐれた夢は 遠ざかり
愚痴(ぐち)と弱音(よわね)に まみれてた
心の居場所 失(な)くした俺が
あなたの背中に 見つけた灯(あか)り
愛という字が にじんでた
あなたが居たから 生きられた

涙の日々に 明け暮れて
やせてやつれた この体
あなたにそっと 火をつけられた
自分の心を たぎらす灯(あか)り
今日という日が よみがえる
あなたが居たから 歌がある
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