螺旋のピース

うねりの夜 砕けた地平線
揺れる枯れ葉 朽ちるならば せめて

きらめく朝 めくるめく風よ
照らすがいい 舞い落ちる雪を

自ら光れぬために いつかは消えゆく運命
ぬくもり、サヨナラさえも 無いままに

夢じゃないならば、コスモス、どうか見ていて欲しい
“いつくしむ優しさ”が 嘘でも見送れる言葉だから

ゆらめく午後 乾いた思い出
触れるがいい 流れている砂

自ら動けぬために いつか忘れられてゆく
あこがれ、つのる思いも かなわずに

夢じゃないならば、コスモス、どうか見ていて欲しい
“あたたかい悲しみ”が 嘘でも報われる言葉だから

うねりの夜... 朽ちるならば...

自らは積めぬ枯れ葉 すり減りなくなるのだろう
祈りなく、あがきの跡 残さずに

夢じゃないならば、コスモス、どうか見ていて欲しい
駆け抜けた絶望も反逆も 明日へと つながる道

嗚呼 そんな時代だから
寂しさ 巡るけれど
気づけば そう 全ては螺旋のピース
瞬きが愛しくて
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