覇王

「立て」 我は 刻を 告げる
限外 断行 鬼神も 転び 避きぬ

蓋 全滅罪 イ舞 閻羅に 業 奉ず

「絶て」 其れは 急を 告げる
存外 残葩 雨は 山を 平す

蓋 全滅罪 イ舞 染汚に 引導

子良 覚醒よ 此の 末路に
昊 暗まされど 行くを 覇道と

王が 嗤う 歌は 伍の次と
王が 怒れる 依正 斯く也や
王が 焦る 有情 幾ばくか
王が 妨ぐ あれよ 外法と 蔑しけり

其 耳食の 城
然ればいな 自ずと 塵を絶つ
其は 不治の 病みよ
早夜 結びに 指を染めて

坎廩たる 果てか 否 不肖の 報いか
半壊する 景に 愁の毛を 立てるも

然う 斯界は 責めて 択び得る
夫れ夫れ 行が 道に代わる

子良 覚醒よ 此の 末路に
昊 暗まされど 行くは 正に 覇道ぞ
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