酸素

生まれてから
どれだけ呼吸して
確かめてきたんだろう
一人きりの静けさに
泣いてしまいそうだ

通り過ぎた
風の中にある
懐かしい思い出は
寂しいようで
どこか暖かく感じました

人と人の間を
行き交う酸素みたい
吸っては吐いてまた分け合う
それが愛すること

僕に世界を
与えてくれた
あなたに触れたぬくもりが
今でも心臓のなかで
僕を真っ直ぐに動かしている

名付けられた
名前に込められた
想いを握りしめて
大人になった手のひらは
あなたを追い越した

今と過去はどんだけ
離れているのだろう
振り向けば傍にいる
そんな気がしてしまう

僕のすべてを
信じてくれた
あなたに教わった言葉が
今では誰かのための
歌になってるよ

人は愛され
愛をわたすことで
はじめて自分が
孤独と知るんだね

僕に世界を
与えてくれた
あなたに触れたぬくもりが
今でも心臓のなかで
僕を真っ直ぐに動かしている

ラララ…
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