ひとしずくの殺意

雨が ひとしずく 頬に 落ちて来る
空車サインのタクシーまたやり過ごす
ここで帰ったら思うつぼだから
安い別れのシナリオに耳は貸せないわ
貸せないわ

「いつまでも愛してる (…いつまでも…愛してる)
君だけを見つめてる」 (…あなたは確かに、言ったわ)

永遠をあの日信じた

どうせ 終わりなら殺したいほどよ
そんな女だと知って好きでいたはず
だから別れない 愛がこわれても
思い直すとつぶやいてキスをして欲しい
して欲しい

「僕たちは離れない (…約束を…信じてた)
この愛は変わらない」 (嘘だと言うのね、あなたは)

しあわせにしてくれるって
囁いた声が愛しい

あなたなしじゃもう なにも出来ないわ
こんな私が嫌いなら 上手く変わるから
変わるから

「いつまでも愛してる (…いつまででも そうよ 困らせるつもり)
君だけを見つめてる (…あなただけをずっと…愛して来たのに…)
いつまでも愛してる (…別れないわ いやよ バカにしないでよ)
君だけを愛してる」 (…早く、早く、早く、…しあわせにしてよ)
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