人情

情けもらって 情けを返す
昔ながらの 人の世が
いつから寒く なったのか
人情・愛情・友情と
情けにもいろいろ あるけれど
薄情さえも 情けのうち
情けは人の 為ならず

一度枝から 離れた花は
二度と咲かない 戻らない
それじゃあ ここで もう一度
咲かせて みせよう 男花
一度は散りゆく 花でさえ
命を懸けりゃ よみがえる
死んで花実(はなみ)が 咲くものか

人情・愛情・友情と
人生は捨てた ものじゃない
男の一生(たび)は綱渡り
情け刃向う 刃(やいば)なし
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