No discount

今宵も月はただ静かに
くたびれた猫背を照らす
昨日と似た今日をなぞるだけ
背中のネジを回すだけ

消耗品扱いさ
それっぽいラベル貼って
パッケージされたって
違和感を殺して納得したフリして
優等生 愛想振りまいた

舗装されている道を歩いて来た
此処はどこですか?
僕は、、僕は、、

安心が欲しくて
相槌を打って
理想と離れて行く現実
プライドを差し出して
ディスカウントしてまで
手にしたい物など無いはずだったでしょう?

唯一平等に与えられた
時間という財産を
垂れ流して散財してきた
ひと時の快楽よ

どこでどう間違った?
過去を引っ張り出しては
後悔募るばかりで
誰かのせいにしたって
ただ虚しいだけだった
なぁ、どうすればいい?

安心が毒になって
魂を蝕んで
言葉が単なる音になっていた
伝えたかった想いを失くしても
まだ此処に居たいのか

味の無いガムを噛み続けている
自分騙してまで
僕は、、僕は、、

安心が欲しくて
相槌を打って
理想と離れて行く現実
プライドを差し出して
ディスカウントしてまで
手にしたい物なんて無い

錆び付いてしまったって
情熱に火を灯して
スポットライトを浴びながら逝きたい
プライドを差し出して
ディスカウントしてまで
手にしたい物など無い
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