だって

君は君の全てを僕に見せようとする
だって わからないと信じ合えないじゃないのって
僕は僕の全てを君に見せようとは思わない
だって わからないことがあったほうが魅力だろ?

歩くスピードも視線のやり場所も
独りじゃ何にも気にも留めないことなんだけど

世界で一番キレイだとは言わないけど
僕にとっては一番 僕が僕でいられる場所なんだよね

あからさまな嘘をついて君を怒らせもした
だって ただ笑い合ってるだけじゃ不安だったから
君が隠したチョコレート ちょっと食べたのは僕です
今度新しいのを買うからそれで許してよね

何かいいことが君にも起こんないかな
僕一人じゃ君をなだめられないんだ

怒るといつも何も話さなくなる君
これでもかっていうくらい 続くから僕が先に折れるんだよね

二人の毎日は 何を物語るんだろうか
つじつまを合わせて 隙間を埋め合うだけが全てじゃない

手の内はとうにバレている もう本音もぶつけ飽きたし
これ以上何を嫌いになって これ以上何を好きになればいいんだと思う?

僕の知らない君が顔を出すと
僕の中でひっそり 新しい僕が声をあげるんだ

世界で一番キレイだとは言わないけど
僕にとっては一番 僕が僕でいられる場所なんだよね
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