かくれんぼ

手慣れない化粧 塗りたてのネイル
彼女は今日も独り 街にかくれんぼ

青空を汚すように 煙を吐き出し歩く
彼は肩身の狭い 喫煙所へとかくれんぼ

涙じゃ足りないなら いっそ叫び出してもいいから

見つけ出すから ねぇ 君まで
この声はたどり着けるかな
独りぼっちなんて言わせないって 言わせてよ
どうせ話したってわからない 自分だけがなんて塞いでる
その耳に歌う歌があるって 気づいてよ ねぇ

明け方の街を背に これから始まる人と
すれ違っては自分が 嫌いになってかくれんぼ

眩しすぎる朝なら いっそ背中合わせでいいから

見つけ出してよ ねぇ 君まで
この歌はたどり着けるかな
独りぼっちなんて言わせないって 聴かせてよ
どうせ何したって変わらない 明日なんて来なくてもわかる
僕にだってそんな時もあるって 気づいてよ ねぇ

もういいかい? 「いやまだだよ。」
もういいかい? 「ほっといてよ。」
ねぇ いつまで隠れてるの?
もういいでしょ? もういいよね
隠れん坊 みいつけた

見つけ出すから ねぇ 君まで
この声がたどり着けずとも
独りぼっちなんて言わせないって 言わせてよ
どうせ隠れたって無駄だよ とっくに気づいているんでしょ?
君の歌はちゃんとここにあるって 歌わせて ねぇ
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