心閉ざしてたあの頃ただ素直になれなくて
あなたの眼その温もりさえも
躰を満たし染めてゆく

茜色の空に止まない蝉時雨
ざわめいた緑の中
聴こえる 君の声がまだ

ゆらり ゆれる 恋心
今は... 何を想ってるの...
季節移る隨にはらり
漂う心はちぎれ雲のよう
願えばあの空
儚い熱追い求めてゆく
願えばあの空
流れ消えゆく
君は夢のよう

笑う浴衣の影を照らせる灯りになれたのならば
君を掬い上げられたのだろう
空蝉をまた思い出す

夕闇染まる頃 火花散らす花火
泳ぐ魚を背にして
心がさらわれるほどに

ゆらり ゆれる 月のように
愛は色を変えるけれど
頬を伝う雫がほろり
ふわふわ灯った日々は泡のよう
望めばあの空
夏の隅に置き忘れている
望めばあの空
想い馳せるは
君と夢模様

ゆらり ゆれる 恋心
今は... 何を想ってるの...
季節移る隨にはらり
漂う心はちぎれ雲のよう
願えばあの空
儚い熱追い求めてゆく
願えばあの空
流れ消えゆく
君は夢のよう

想い馳せるは
君と夢模様
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