それは恋

朝霧の 深い道から
訪れて 私をとらえ
夕もやの 遠い果てから
呼びかけて 私をとらえ
ひたすらの 愛の願いを
あふれさせたもの
それは恋 私の恋

逢う時は 姿も見せず
うつつなく けれど確かに
言葉なく 名前も告げず
ひそやかに けれど確かに
よみがえる 愛の誠を
あふれさせたもの
それは恋 私の恋

ある時は 心もとなく
疑いに 思い乱れて
ある時は おそれにゆらぎ
悲しみに 我を忘れて
その故に 愛の祈りを
あふれさせたもの
それは恋 私の恋
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