かげろうの恋

うたかたの 微睡(まどろみ)の中
愛おしき その人は
一瞬(ひととき)の 愛から目覚め
闇のなか 消えてゆく
引き止める 事も叶わず
指先は 宙をさまよう
夢か現(うつ)つか 幻影(まぼろし)か
かげろうの恋よ

人知れず 焦がれて燃えて
隠れ逢う 夜の中
哀切(せつなさ)に 傷つき泣いて
花の露 散らすのか
あきらめる 術(すべ)もないまま
満月に 祈るこの愛
夢か現つか 幻影か
かげろうの恋よ

引き止める 事も叶わず
指先は 宙をさまよう
夢か現つか 幻影か
かげろうの恋よ
×