約束

表通り 木漏れ陽の中 寄り添い
見た事ない笑顔そそぐ あなたが居た
「急な仕事だ」と短い言葉で
壊してしまった 約束

部屋の隅で見つめた 見知らぬピアスと
並び替えた食器の跡に この恋の
終わりの予感は少し前から
気づいていたけど

自由が欲しい そんな嘘より 最後ぐらいは せめて
真実ひとつ ひとつだけでも くれてもいいじゃない

電話しても すぐに切りた気な素振り
途切れがちな 時の隙間 埋める様に
「疲れているんだ」そんな言葉を
繰り返してばかり

黙っていても 切らずに居られた あなたを側に 感じてた
そんな事さえ ただの思い出に 変えてしまうつもり

自由が欲しい そんな嘘より 最後ぐらいは せめて
真実ひとつ ひとつだけでも くれてもいいじゃない
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