ライブハウス

さよなら 響くグラウンドを背に
一目散に自転車に乗って
駅まで向かうは25分
エナメルバックにギターを背負って
港街まで電車に揺られ 一番星が光ってる頃
おはようございますと同時に
僕は重たい扉を開いた

あんまり好きじゃないお酒だって
なんだかここでは少しおいしいんだ
嫌いだったタバコの匂いも
なんだか少しは慣れてきたかな
前より上手になったかな
「満天の空に君の声が~」って
歌っていたあの頃の僕が 今では自分の歌を歌ってる

1106でギター持って ライトを浴びたイメージを
僕だけが主役じゃなくてさ あなたと創る今日を

鳴らそうぜ 音楽を 素晴らしい 音楽を
いつまでも ここで会おうな 夢のつづきを共に

たくさんの声が生まれて消えて
いつの間にか戻れなくなって
咲いては散りゆく花を見て
「儚さ」を知った
いつかは消えゆくこの命で
いつかは消えゆく音を鳴らすから
いつまでも消えない言葉が届くのさ

鳴らそうぜ 音楽を 素晴らしい 音楽を
いつまでも消えないように
忘れられない今日にしような

夢見ようぜ いつまでも 語ろうぜ いつまでも
叶うかどうかなんて わかんないけど
夢見ることはやめないから

また会おうな ライブハウスで
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