ワンダーソング

気むずかし屋の飛行士が
すべりおりてひと休み
したくなるような 湖の青で

もしも もう一度 唄を唄うなら
大げさな夢を見よう

すべてをなくしても
すべてをなくすだけだから

もしももう一度
夜を駆け抜けられるなら風のように
もしももう一度
唄を唄うなら夕暮れに舞う町のように
何度も見失ってきた
何度も立ち止まってきた唄を
風のように 町のように ずっと

恋人たちがフルーツを
食べるように怒る優しさで
地球はきっと一回転する

もしももう一度 唄を唄うなら
僕だけのために唄おう

すべてをなくしても
すべてをなくすだけだから

もしももう一度
夜を駆け抜けられるなら風のように
もしももう一度
唄を唄うなら夕暮れに舞う町のように
うまくはやれなかったけど
虚しく砕け散ってきた日々を
風のように 町のように ずっと

もしももう一度
夜を駆け抜けられるなら風のように
もしももう一度
唄を唄うなら夕暮れに舞う町のように
不思議は消えていくけれど
陽差しの中で朽ちていく事も
これでいいと思う時もあった

だから願い事を 願うことを
忘れないでおくれ
願い事を 願うことをやめないで ワンダー
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