灰の下から

濡れきった枝を集めては
火をつけようとしていたんだ
二人して必死で駆け回って

季節はめぐって
問いかけることもせず
僕らはただ耐えてた

耐えてた

全てが報われるまで
後何歩か
質の悪い 灰の下から
芽吹く手を掴む

季節はめぐって
問いかけることもせず
僕らはただ耐えてた
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