ひとつだけ

空にひとつだけ輝ける星
こんなぼくでも
手を伸ばせるのかな
この想いがきみに届くなら
きみを映すあの深い闇にでもなるから

きみの瞼が重くなって
その夢はぼくにはわからない だけど
ぼくの夢にはいつもきみがいて
瞳の奥の暗闇を照らす

ああ 叶わない
すぐ そばにいる
きみがとても遠い
ああ 聞こえない
そっと 呼ぶ声が
ぼくの名前じゃない

空にひとつだけ輝ける星
こんなぼくでも
手を伸ばせるのかな
この想いがきみに届くなら
きみを映すあの深い闇にでもなるから

夢の中できみとぼくは
腕を絡め歩いている きっと
朝が来たらまたその愛しさを
ひとり此の手で握りしめるんだろう

ああ 気づかない
ずっと そばにいる
ぼくはどこにもいない
ねえ 聞こえてる?
そっと 呼びかける
きみが笑いかける

空にひとつだけ輝ける星
こんなぼくでも
願っていいのかな
この想いがきみを守るなら
ぼくはひとりあの深い闇にでもなるから

きみがぼくの生きる意味になり
きみがぼくの名前を呼び
きみがぼくの光になり
きみが好きと伝えられたなら

空にひとつだけ輝ける星
こんなぼくでも
願っていいのかな
この想いがきみに届くなら
ぼくはひとりあの深い闇にでもなるから
あの深い闇にでもなるから
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