時計台のクリスマス

並木通り 木枯らしがクルリ 枯れ葉たち 躍らせているよ
当たり前のようにさ 今年も暮れようとしている
あれからもう 何度冬が過ぎたのかは曖昧だけど
君が巻いてたマフラー その色は 忘れないんだ

毎年 僕たちのクリスマスは雪になって
ふたりして はしゃいで過ごした
青春が なくなると思わずに笑ってた
僕は誰より君を 好きだったから
突然に君が消えてしまったあの日
どうすればいいのかまるでわからないで ただ
降りやまない雪に ひとり震えてた
君はいない 戻らない 永遠に

もしも君が 今もそばにいて 何気なく 寄り添っていたら…
考えても仕方ない ことばかり繰り返し考え
僕は君に つまんない理由で怒ってばかりいたって
思い出してしまうと やりきれない やりきれないよ

毎年 僕たちのクリスマスは雪の中を
あてどなく 歩き続けながら
時々は 立ち止まり背中に腕をまわし
暖める振りをして 抱きしめていた
突然に君が行ってしまった空に
どうやっても僕は行けない遥か遠い空
手の平受け止める 雪はすぐ溶ける
君はいない 帰らない 永遠に

よく待ち合わせした 時計台に粉雪が降ってる
君の時間だけが 進みはしない ずっと

毎年 僕たちのクリスマスは雪になって
ふたりして はしゃいで過ごした
青春が なくなると思わずに笑ってた
僕は誰より君を 好きだったから
突然に君が消えてしまったあの日
どうすればいいのかまるでわからないで ただ
降りやまない雪に ひとり震えてた
君はいない 戻らない 永遠に
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